米大統領選出馬表明のロバート・F・ケネディJr氏　ビットコイン支持の発言

　　Tom Mitchelhill

　　2023年07月19日 16:05

　　米大統領選出馬表明のロバート・F・ケネディJr氏 ビットコイン支持の発言

　　民主党の大統領候補、ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は、もし彼が大統領に選ばれた場合、ビットコイン（BTC）で段階的に米ドルを裏付けると約束した。

　　7月19日のHeal-the-Divide PACイベントでのスピーチで、ケネディ氏は、彼が「ハードカレンシー」と呼ぶ金、銀、プラチナ、またはビットコインを含むもので米ドルを裏付けることが、アメリカ経済の再安定化に役立つと主張した。「ハードアセットでドルと米国の債務を裏付けることで、ドルの強さを取り戻し、インフレを抑制し、アメリカの金融安定、平和、繁栄の新時代を迎えることができる」とケネディ氏は語った。

　　彼はこのプロセスは段階的であり、計画の成功に応じてドルの裏付けの量を調整すると説明した。「私の計画では、非常に小規模から始める。たとえば発行されたT-ビルの1％が金、銀、プラチナ、またはビットコインで裏付けられることになるだろう」と彼は語った。

　　さらに、ケネディ氏はビットコインから米ドルへの交換をキャピタルゲイン税から免除すると宣言した。彼の見解では、提案した免税措置は投資を促進し、シンガポールやスイスなどの他の仮想通貨に対して友好的な管轄区域ではなく、米国でビジネスを拡大するためのインセンティブになるとしている。

　　ケネディ氏の最新のビットコインに対する肯定的なコメントは今年5月のものに続くものだ。彼は5月19日にマイアミのビットコイン2023カンファレンスに出席し、選挙キャンペーンでのビットコイン寄付を受け入れると発表した。

　　7月9日には、ケネディ氏がビットコインを最大25万ドル所有していることが投資開示から明らかになった。これは、彼が以前に資産へのエクスポージャーを否定した発言とは矛盾している。

　　ケネディ氏は、大統領選での出馬表明者の中で、大胆な仮想通貨に関する約束をする人々の一人だ。7月14日には、共和党の大統領候補者の1人でフロリダ州知事のロン・デサンティス氏が、もし大統領に選ばれた場合、中央銀行デジタル通貨（CBDC）を禁止すると約束した。「もし私が大統領だったら、初日に中央銀行デジタル通貨を廃止する。それは終わりだ。この国では起こらない」とデサンティス氏は語った。