複数のビットコイン現物ETF申請が連邦公報に掲載｜SEC承認に向けた一歩

　　Turner Wright

　　2023年07月20日 07:57

　　複数のビットコイン現物ETF申請が連邦公報に掲載｜SEC承認に向けた一歩

　　複数の企業からのスポットビットコインETF申請が連邦公報に掲載され、米証券取引委員会（SEC）のプロセスの次のステップに進んだ。

　　7月19日に更新された記録によると、米国政府公報である連邦公報には、ブラックロック、フィデリティ、インヴェスコ・ギャラクシー、ヴァンエック、ウィズダムツリーからのビットコイン（BTC）ETFの申請に対する提案規則変更の通知が掲載されている。この掲載により、米証券取引委員会（SEC）は申請を受け入れるか拒否する、時間を延長する、または申請を公開コメントのために開く機会が設けられる。

　　連邦公報への掲載は、6月に申請が初めて提出された後に予定されていたステップだ。各企業を代表する取引所は、SECが前回の提出を不十分と見なしたという報告の後、仮想通貨企業コインベースを監視共有パートナーとして名指しする改訂申請を提出した。

　　これら5つの申請は、ビットワイズからの申請に続いて7月18日に公報に掲載され、ヴァルキリーのスポットビットコインETFの申請が7月21日に予定されている。SECは45日間の審査期間を設け、これにより8月初めまでに決定を下される。しかし、最終的な承認または拒否については、最長240日間、つまり2024年3月までプロセスを延長する選択肢がある。

　　これまでのところ、SECはビットコインのような仮想通貨への直接的なエクスポージャーを持つスポット投資商品を承認していないが、2021年にはBTC先物に連動したETFを許可している。6月には、ボラティリティ・シェアーズ・トラストがレバレッジ付きビットコイン先物ETFを米国で初めて立ち上げた。