「もし若ければ、アリババ、銀、金、ビットコイン、イーサリアムを買う」＝ノボグラッツ氏が理想的なポートフォリオを明らかに

　　Ana Paula Pereira

　　2023年07月31日 07:13

　　「もし若ければ、アリババ、銀、金、ビットコイン、イーサリアムを買う」＝ノボグラッツ氏が理想的なポートフォリオを明らかに

　　ギャラクシーデジタルの創設者であるマイク・ノヴォグラッツ氏はブルームバーグ・ウェルスとのインタビューで、若くリスク容認度が高い投資家にとって理想的な投資ポートフォリオに関してアドバイスした。彼が投資するとすれば、中国の巨大企業アリババ、銀、金、ビットコイン（BTC）、そしてイーサリアム（ETH）だという。

　　ノヴォグラッツ氏は仮に10万ドルを投資する際に、「もし若く、高いリスク許容度を持っているのであれば、私はアリババの株を買うだろう。銀、金、ビットコイン、イーサリアムも購入する。これが私のポートフォリオになる」と話した。リスク許容度が低い人に対しては、ポートフォリオの30%だけをこれらに振り向け、残りの70%は債券やインデックスファンドにすることを推奨した。

　　ノヴォグラッツ氏のビットコインに対する強気の立場は、6月にブラックロックがビットコイン現物ETFの申請をしたことも後押ししたようだ。同氏の見解では、この申請は2023年のビットコインにとって最も大きい話題だという。

　　「ビットコインにとって今年最も重要なことは、ラリー・フィンク氏だ」

　　「フィンク氏は以前はビットコインを信じていなかった。しかし今、彼は『これが世界の通貨になる』と言っている。世界中の人々がビットコインを信じるようになった」とノヴォグラッツ氏は述べ、フィンク氏がビットコインを信じるようになったことを「オレンジピルを飲んだ」と形容した。「オレンジピルを飲む」とは、ビットコインに対する信念を持たなかった人がビットコインの信者になることを指す言葉だ。

　　ノヴォグラッツ氏によると、ブラックロックのビットコインへの動きは普及サイクルの一部であり、特に連邦準備制度理事会が利息を切り下げ始めると、ビットコインの価格は新たな高みに達する可能性がある。

　　また、XRPが部分的に証券として分類されたリップル対米証券取引委員会（SEC）の裁判について最近の決定にコメントしたノヴォグラッツ氏は、この決定が仮想通貨業界にとっての勝利であり、「ルールが明確ではないこと」が証明されたと語った。