ブレイクアウトは起きるか　仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　Rakesh Upadhyay

　　2023年08月01日 07:10

　　ブレイクアウトは起きるか 仮想通貨チャート分析：ビットコイン・イーサ・XRP（リップル）

　　ビットコイン価格分析

　　ビットコイン（BTC）は7月30日に50日単純移動平均（SMA）である29442ドルを下回った。これは、弱気派が支配権を握ろうとしていることを示す。しかし、ローソク足の長い下ヒゲは、28861ドルの水平サポート近辺での買いの存在を示している。

　　下向きの20日間EMA（29624ドル）とRSIが44未満を示しているため、市場では弱気派が僅かながら優勢だ。反発の試みは、20日間EMAで売りに遭う可能性がある。この抵抗線から価格が下落し、28861ドルを下回れば、27500ドルへ、次いで26000ドルへと下落が開始される可能性がある。

　　強気派が下落を防ぐためには、価格を20日間EMA以上に押し上げる必要がある。成功すればBTC/USDTのペアは最初に29500ドルまで上昇し、その後31500ドルから32400ドルの抵抗ゾーンへと上昇するだろう。

　　イーサ価格分析

　　イーサ（ETH）価格は、ここ数日間で移動平均線間で取引されており、強気派と弱気派の間で次の方向性についての決定がなされていない。

　　一般的に、狭い範囲は次のトレンドの動きを開始するブレイクアウトを起こす。50日間SMA（1859ドル）以下に価格が下落すれば、弱気派が強気派を圧倒したことを示す。これが1700ドルへの下落を開始する。

　　それに対して、価格が上昇し、20日EMA以上でクローズすれば、短期的な上昇の開始を示す信号になる。ETH/USDTペアは、まず1929ドルまで上昇し、その後、心理的な抵抗線である2000ドルへのラリーを試みる可能性がある。

　　XRP価格分析

　　XRPは0.67ドルから0.85ドルの間の広範なレンジでのコンソリデーションが続いている。強気派はサポートの維持は成功したものの、強力な回復を開始することはできなかった。

　　ゆっくりと上昇する20日EMA（0.69ドル）とRSIがプラス域にあることから、強気派が僅かな優位性を持っていることが示されている。買い手が0.75ドルのバリアを克服すれば、XRP/USDTのペアは0.85ドルの抵抗まで反発ラリーを開始する可能性がある。

　　逆に、価格が下落し、20日EMAを下回れば、すべての小さな上昇が売り抜かれていることを示す。ペアは次に0.69ドルのサポートを再テストする可能性がある。このサポートが壊れれば、ペアはブレイクアウトレベルの0.56ドルまで下落を拡大するかもしれない。