FTXの顧客を代表する団体は、FTXの再建計画案に「非常に失望」しており、FTXの再建チームから無視されたと主張している。
Jesse Coghlan
2023年08月02日 14:45
FTXの債権者委員会 FTXが発表した再建計画案に不満表明
FTXの顧客を代表する団体は、FTXの再建計画案に「非常に失望」しており、FTXの再建チームから無視されたと主張している。
7月31日の裁判所提出書類によると、FTXの無担保債権者委員会(UCC)は、再三の要請にもかかわらず、FTXとの間で「一度も通話や会議」がなかったと述べている。FTXの再建計画は、顧客の請求をクラスに分類し、FTXがオフショア取引所として再始動するための道筋を作る。UCCは、無視され続けるなら、自分たちの計画をFTXの顧客に投票させるとも主張している
UCCは、計画の提出が遅く、「進歩しているように見える」状況を作り出したと問題視している。計画は一方的で、UCCが議論中に提起した提案を大部分無視していると説明した。「端的に言えば、債務者たちは公に自分たちの計画案を提出することを選んだ」と述べた。また、再始動するFTXを運営するために、関連する仮想通貨業界経験を持つ人物を任命しない計画にも懸念を示した。
UCC側は規制に準拠したリカバリートークンを作成し、FTXの崩壊により最も影響を受けた顧客に価値を配分することで、「計画を確認するために必要な何百万人もの顧客と債権者からの支持」を得るべきだとしている。
さらに、UCCは現行の計画はコストと遅延を増やすと主張。最終的にFTXは「顧客と債権者が実際に賛成票を投じる」計画を提出せざるを得ないだろうとUCCは断言した。
しかし、再建チームがUCC側の主張を計画に含める意向を示したことには感謝しているという。UCCは「交渉は非常に近いうちに開始される」と述べている。「債務者が聞き入れ、関与し、自分たちの判断を仮想通貨市場を真に理解している当事者の判断とは別の試みをしないことが必要だ」と付け加えた。
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