仮想通貨取引所アップビット、取引高でコインベースとOKXを初めて抜く

　　Savannah Fortis

　　2023年08月04日 07:38

　　仮想通貨取引所アップビット、取引高でコインベースとOKXを初めて抜く

　　7月における現物取引量で、韓国の仮想通貨取引所アップビットが、コインベースおよびOKXを初めて上回った。8月3日にCCDataが明らかにした。

　　アップビットの現物取引量は7月に42.3%増となり、298億ドルに達した。一方、コインベースとOKXは、それぞれ11.6%と5.75%の取引量が減少し、それぞれ286億ドルと290億ドルとなった。

　　この最新の市場の変化により、アップビットは取引量でバイナンスに次ぐ世界第2位の取引所となった。

　　バイナンスは2080億ドルの取引量を持ち、仮想通貨の現物取引で最大のプラットフォームとしての地位を保持している。それでもなお、取引所の市場シェアは5カ月連続で減少し、現在40.4%となっている。これは2022年8月以来の最低水準だ。以前は、市場シェアの半分以上を占めていたこともあり、その数値は57.5%に達していた。

　　レポートによれば、一部の取引所の取引量が増加したにもかかわらず、中央集権型取引所（CEX）の取引量は2021年以降で2番目に低い水準を記録している。

　　2022年11月にFTXが破綻した後、ユーザーはバイナンスのようなCEXや分散型取引所（DEX）で取引するようになった。

　　しかし、その後、バイナンスやコインベースなど最も人気のある2つのCEXが、規制当局との大規模な訴訟に巻き込まれた。これが結果として、DEXの取引量を6月に444%急増させる原因となった。