「7月27日」WikiBit速報まとめ

　　①米連邦地裁がFTX創業者の保釈条件を厳格化

　　米ニューヨーク州南部地区連邦地裁ルイス・カプラン判事は7月26日、経営破綻した暗号資産交換業大手FTXトレーディング創業者サム・バンクマンフリード被告の社会的な通信を制限し、保釈条件を厳格化した。FTXの破綻を巡る裁判前に被告を収監することを検討する考えも示した。

　　

　　連邦地検が審問でカプラン判事にバンクマンフリード被告の拘留を要請した。同被告が保有していた投資会社アラメダ・リサーチ元CEOキャロライン・エリソン氏の個人的な文書を記者に漏らしたことで被告は「一線を越えた」と主張した。

　　

　　②カナダ金融規制当局が暗号通貨に対する新たな資本ガイドラインを発表

　　カナダの金融規制当局は7月26日、暗号通貨に対する資本と流動性の高いアプローチについて、リスクの高い環境と国際的な銀行基準に対応するため、変更を提案した。

　　

　　金融機関監督官局（OSFI）は銀行や信用組合を含む連邦政府が規制する預金取り扱い機関向けのガイドラインと、保険会社向けのガイドラインを発表した。

　　

　　③ステラ、リップル、ソラナの投資ファンドの7月の運用資産額が急増

　　暗号通貨データ会社CCDataのレポートによると、ステラルーメン（XLM）、エックス・アール・ピー（XLM）、ソラナ（SOL）をベースにした投資ファンドの運用資産残高が7月に急増したという。

　　

　　米国証券取引委員会（SEC）VSリップルとの裁判で、裁判所が暗号通貨取引所でのXRPトークンの販売は投資契約に当たらないという判決が下された翌日の7月14日から急増した。この判決は、XRPだけではなく、ステラルーメン・ソラナなどの他のアルトコインを中心に、暗号通貨全体の価格を押し上げた。

　　

　　④パラオ共和国がXRPL基盤のステーブルコインを試験配布

　　パラオ共和国はXRPレジャー（XRPL）を基盤にして、ステーブルコインの試験配布を開始した。

　　

　　通貨の名称はPalau Stablecoin（PSC）である。同国財務省のJay Hunter Anson氏は7月26日、3週間にわたって配布を行うとコメントした。また、27日には大統領府と米リップル社が連名で、プレスリリースを発表するとも説明した。

　　

　　⑤FOMCが0.25ポイントの追加利上げ

　　米連邦公開市場委員会（FOMC）は7月26日の会合で、政策金利を0.25ポイント引き上げることを発表した。金利誘導目標レンジは従来の“5.00-5.25″から、”5.25－5.5%となり、22年ぶりの高水準となった。今回の政策決定は全会一致だったという。

　　

　　米FRBは今回の声明で、「景気は緩やかに拡大している」と指摘し、「委員会は今後の経済指標とその金融政策への含意を引き続き見極めていく」とした。

　　

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