現在、テゾスは時価総額に対してDeFiでの使用率が約4%程度であり、約10~15%がDeFiで利用されるアバランチ(AVAX)、イーサリアム(ETH)やポリゴン(MATIC)と比較しても少ない割合だが、3/29に控える13度目のアップグレード「Mumbai(ムンバイ)」により、この状況を改善できるかもしれない。
Cointelegraph Japan
2023年03月23日 13:57
来週アップグレードを控えるテゾス(XTZ)に上昇の余地
著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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3月上旬より続いた各国の銀行に対する信用不安は、3/19に破綻の可能性も示唆されたクレディスイスをUBSが救出したことや、3/20に日銀をはじめ、FRB、ECB、カナダ銀行、英イングランド銀行、スイス国立銀行の協調ドル供給によりひとまずは落ち着きを取り戻した。
一方の暗号資産はというと、不透明さが存在する既存の銀行のシステムとは対照的に、ブロックチェーン技術の根底にある透明性の高さが再評価されているのか、3月中旬のリスクオフ環境下でも好調を維持しており、上述した信用不安の払しょく後にもさらなる上昇を見せた。
さらに、2020年末より長きにわたって行われていたRipple(リップル)社とSEC(米国証券取引委員会)の闘争にも進展があった。
この闘争ついては、昨年の段階からすでにリップル社が優勢とみる意見こそ多かったものの、日本時間3/7に米連邦地裁判事が、SECが証人として信頼する人物の証言を除外する判断を下したことで、事態はさらにリップル社優勢の方向へ進んだとみることもできるだろうか。
そして、これが遅れること3/21から3/22に反映されたことで、XRPはわずか一日で48円から60円と、約20%も大幅上昇し、市場をけん引する形で暗号資産全体が上昇している。
この流れの中で、昨年は不調であったイーサリアムキラーと呼ばれるレイヤー1銘柄群も遅れを取り戻しているが、とりわけ来週アップグレードを控えるテゾス(XTZ)は、今年2月に、年初来から約1カ月半で一時100%を超える上昇率を見せた。
その後、3月に入り他の銘柄と同様に下落こそ経験するものの、現在も再びパフォーマンスを回復しつつある状況となっている。
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