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バイナンス カザフスタンでの仮想通貨取引所立ち上げを発表 | 欧米で問題に直面する中

 バイナンス カザフスタンでの仮想通貨取引所立ち上げを発表 | 欧米で問題に直面する中 WikiBit 2023-06-22 03:35

世界的な仮想通貨取引所バイナンスは、欧米での規制上の問題が増える中、カザフスタンで規制されたデジタル資産プラットフォームの立ち上げを発表した。

  Prashant Jha

  2023年06月22日 12:35

  バイナンス カザフスタンでの仮想通貨取引所立ち上げを発表 | 欧米で問題に直面する中

  世界的な仮想通貨取引所バイナンスは、欧米での規制上の問題が増える中、カザフスタンで規制されたデジタル資産プラットフォームの立ち上げを発表した。新プラットフォームの立ち上げは、カザフスタンの銀行業界代表者とバイナンス・カザフスタンのリーダーシップが出席した6月20日のプレスイベントで発表された。

  バイナンスは昨年8月にカザフスタンでの運営に原則的な承認を得て、10月にはアスタナ国際金融センター(AIFC)でデジタル資産プラットフォームを提供し、カストディサービスを提供するための恒久的なライセンスをAIFC金融サービス局から取得した。

  新しいプラットフォームでは、カザフスタンのユーザー向けに仮想通貨と法定通貨に焦点を当てたサービスが提供される。これには、取引および交換サービス、法定通貨の入出金、仮想通貨の保管が含まれる。銀行サービスは、カザフスタンのフリーダム・ファイナンス・バンクが提供し、新しいデジタル資産取引所のユーザーがプラットフォーム上のアカウントに法定通貨を送金できるようになる。現在フリーダム・ファイナンス・バンクを介した銀行カードと銀行振込の2つの法定通貨チャネルが利用可能だ。

  取引高でトップの仮想通貨取引所であるバイナンスの最新の動きは、米国やいくつかの欧州諸国で規制上の問題が増える中でのものだ。バイナンスは現在、米証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)からの訴訟に巻き込まれている。

  また、米国以外にも、バイナンスは欧州のいくつかの国で規制当局からの反発に直面している。最近の報道によれば、バイナンスはマネーロンダリングを巡って2022年初頭からフランスで捜査を受けているとされている。オランダの規制当局から仮想資産サービスプロバイダーのライセンスを取得できなかったため、同国市場から撤退を発表した。また英国とキプロスでサービスを終了する方針を発表している。

  バイナンスは、過去数週間にわたっていくつかの欧州諸国から撤退したのは、欧州連合(EU)が承認した仮想通貨資産市場(MiCA)規制に適合するためだと主張している。ただし、報道によれば、欧州の規制当局はSECと共同でバイナンスの調査を進めているという。

  米国や欧州での規制上の不確実性が高まる中、アジア市場を狙うグローバルな仮想通貨取引所はバイナンスだけではない。ジェミナイは、仮想通貨取引所シンガポール部門のスタッフを増やし、インドにエンジニアリング部門を設立することで、アジア太平洋地域に焦点を当てる計画を発表した。香港が急成長する仮想通貨ハブとして台頭する中、多くの仮想通貨プラットフォームが香港への進出計画を検討している。

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