WikiBit 2026-07-10 11:05今日の暗号資産市場で、一体何が起きたのか。ビットコイン価格を揺らす材料から、ブロックチェーン、DeFi、Web3、規制当局の動きまで――市場を動かす最新ニュースを追った。
本日の暗号資産業界では、米上院指導部に対し、暗号資産関連法案に開発者保護条項を残すよう求める声が上がった。さらに、アダム・バック氏率いるビットコイン財務会社は、カンター・エクイティ・パートナーズとのSPAC合併計画をめぐり、再び交渉のテーブルに戻ることになった。また、欧州証券市場監督機構(ESMA)は、MiCAの移行期間終了を受け、暗号資産カストディ事業者への審査に乗り出している。
上院指導部に「CLARITY法」の開発者保護維持を要請
米民主党のロン・ワイデン上院議員は、上院指導部に対し、CLARITY法に盛り込まれている「ブロックチェーン規制確実性法(BRCA)」の条項を維持するよう求めた。BRCAは、暗号資産開発者を保護することを目的とした条項で、議会は中間選挙を前に同法案の可決を目指している。
ワイデン氏は水曜日、ジャーナリストのエレノア・テレット氏が共有した書簡の中で、こう訴えた。
「人々が自らのデジタル資産を管理できるソフトウェアを作り、公開する開発者――とりわけ、開発者自身がユーザー資産を管理していない場合――は、単にソフトウェアを作成または公開したという理由だけで、送金業者として扱われるべきではない」
この書簡が出された背景には、法執行機関やカトリック系団体などがBRCAに反対する一方、暗号資産業界団体が同条項の維持を強く求めている事情がある。法案の各条項をめぐる交渉はなお続いているが、上院指導部は今月中の可決を急いでいる。
ワイデン氏は、暗号資産開発者を送金業者として扱うことについて、「米国が世界的な競争力を維持しなければならない時期に、戦略的に重要な分野における技術革新と発展を罰するものだ」と批判した。
CLARITY法には、本会議での採決に進む前に解決すべき争点が複数残っている。その一つが、政府高官による暗号資産関与をめぐる倫理規定の強化だ。ドナルド・トランプ米大統領が昨年、暗号資産関連の利益から14億ドル、約2272億円を得たと明らかにしたことを受け、一部議員がより厳格な規定を求めている。
アダム・バック氏のビットコイン財務SPAC案件、カンターと再交渉へ
アダム・バック氏のビットコイン財務会社は、カンター・エクイティ・パートナーズIとのSPAC合併計画について再交渉に入った。これにより、予定されていた上場時期は後ろ倒しとなる。両者は、現在の市場環境をより反映した条件を模索している。
ブロックストリームCEOであるバック氏が設立したビットコイン・スタンダード・トレジャリー・カンパニー(BSTR)と、カンター・エクイティ・パートナーズIは、2025年に合意していた当初の合併条件を破棄し、修正案の交渉に入る。ただし、具体的にどの条件を見直すのかは、いずれの側も明らかにしていない。取引承認のために予定されていた株主総会も延期される。
当初の合意では、BSTRは3万BTC超を拠出し、さらに15億ドル、約2435億円のPIPE資金調達を組み合わせる計画だった。米証券取引委員会(SEC)はすでに6月、登録届出書を承認していた。
今回の条件見直しは、ビットコイン財務SPACへの熱気が冷え込みつつある中で起きた。カンターは暗号資産特化型のビークルにとどまらず、より広い領域へ視線を広げているとも報じられている。なお、トークン化企業セキュリタイズは最近、カンターが支援する別のSPACを通じてニューヨーク証券取引所に上場したが、その株価は上場後の高値から大きく下落している。
ESMA、MiCA移行後の暗号資産カストディリスクに照準
欧州連合(EU)の主要規制当局であり、暗号資産市場規則(MiCA)の実施を支える欧州証券市場監督機構(ESMA)は、暗号資産カストディ事業者を審査するための専用プロセスを開始する。
ESMAは水曜日の公式発表で、暗号資産サービスプロバイダー(CASP)のオペレーショナル・レジリエンス、つまり業務継続性や耐障害性に焦点を当てた共通監督措置(CSA)を実施すると明らかにした。特に重点が置かれるのは、カストディサービスである。
ESMAは、「CSAでは、カストディ業務に関連するCASPのデジタル・オペレーショナル・レジリエンス体制の成熟度を評価する」と説明した。審査では、鍵管理や保管管理、その他の業務リスクが重点的に確認されるという。
今回の動きは、7月1日にMiCAの移行期間が終了した直後に打ち出されたものだ。新たな規制枠組みの下で、EU当局がどのようにコンプライアンスを監督し、違反に対してどこまで執行に踏み込むのか。暗号資産業界の視線は、いま欧州の監督当局に注がれている。
免責事項:
このコンテンツの見解は筆者個人的な見解を示すものに過ぎず、当社の投資アドバイスではありません。当サイトは、記事情報の正確性、完全性、適時性を保証するものではなく、情報の使用または関連コンテンツにより生じた、いかなる損失に対しても責任は負いません。
暗号資産VCの名門パラダイムがAIに本格参戦 約1948億円ファンドで「暗号資産一本足打法」から脱却へ
WikiBit 2026-07-11 01:27AIバブルで物価高が止まらない? FRB利上げ再燃で暗号資産に逆風か
WikiBit 2026-07-10 20:01【たった1クリックで1.6億円消失】暗号資産トレーダー、偽の「承認」ボタンでUSDTを根こそぎ抜かれる
WikiBit 2026-07-10 18:01トランプ氏、中国に警告=CLARITY法推進もPolymarket予想急落
WikiBit 2026-07-14 07:00ロビンフッドチェーン、DEX取引量でトップ5入りを果たす:バーンスタイン
WikiBit 2026-07-14 17:44韓国が「国債までブロックチェーン化」へ CBDCと直結する2027年実証実験、そのヤバすぎる狙い
WikiBit 2026-07-14 20:19米暗号資産法案に「まさかの司令塔不在」 ホワイトハウス顧問が軍事訓練へ、成立期限ギリギリの大ピンチ
WikiBit 2026-07-14 20:192社がUSDCシェア奪取 サークル株価は40ドルを視野
WikiBit 2026-07-14 04:08ビットコイン採掘企業ビットディア株が14%急騰 58億円の米新工場で“採掘マシン支配”に本気
WikiBit 2026-07-10 18:01ロシア最大の民間銀行が暗号資産に参入へ アルファ銀行、ビットコイン取引を水面下でテスト開始
WikiBit 2026-07-10 18:010.00